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2021年01月05日

「2021年新春のご挨拶」を追加しました。

株主の皆様へ 2021年新春のご挨拶

  新年明けましておめでとうございます。

  皆様に於かれましては、健やかに新春を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

 昨年は新型コロナ(Covid-19)の感染拡大で世界は一変しました。国内外でコロナ対応を巡る激しい議論が巻き起こり「感染拡大阻止」と「経済活動正常化」のいずれを優先させるべきかについて政策決定者は難しい判断を迫られました。
 また政治では国内では菅政権が誕生し、米国ではバイデン氏が勝利を収め、コロナ対応で一部有権者の信頼を失ったトランプ大統領は再選を果たせませんでした。
新型コロナにより、経済は停滞し大幅な減速状態となりました。中国では持ち直しの動きがあるものの新興国では大幅に景気が減速、欧米先進国では第二波、第三波への警戒感から回復ペースは緩やかなものになっております。

 このような情勢下、当社グループは今期、需要の減少から生産調整を強いられ、特に車載用電装部品については大幅な減少が続きました。生産減少に伴い一部休業補償など固定費削減に努めましたが、稼働率の低下から生産工場の損益が悪化し、第3四半期以降、回復の兆しは出てきているものの上期のマイナス分を補うまでには至らないと判断しています。

 2021年の業界展望として、全体的に需要は戻りつつあるが、新型コロナウイルスのワクチン効果に期待しつつも、更なる感染拡大による世界景気へのマイナス影響が懸念されます。また、米中貿易摩擦の今後の動向には注視が必要と考えています。

 当社グループは既存事業における品質・生産性向上の取組みをこれまで通り続けながら、新規事業への効率的な投資に取り組み、在宅勤務の拡大など社内外のニーズに合った効率的な会社運営の推進、多様性を重視した積極的な若手社員の登用、社員教育の充実等により環境変化への対応を迅速に実施し永続的発展を目指します。
 ヒーター事業においては、安全運転支援システム用フィルムヒーターの新型車両向けが量産開始となります。更に、自動運転を見据えた高温PTCヒーターの製品化及び熱線ヒーターの要素技術、地球環境対策を見据えた樹脂モールドヒーター、住環境の快適性向上を目的としたヒーターなどの新分野に向けた開発を加速させていきます。
 角度センサ事業においては、非接触タイプを新車両向けに展開、また、一般市場向けに接触式、非接触式それぞれ新製品の量産を開始していきます。
 可変抵抗器事業においては、音響機器及び無線機用に新製品の量産投入を開始します。

 今年、世界はコロナを乗り越え新常態化する出発点になると思います、当社グループはアフターコロナを見据え、自動運転、地球環境対策で社会に貢献できる企業への変革の年にしたいと思います。
 すべてのステークホルダーの皆様から信頼される企業をめざしてまいりますので、引続き株主の皆様のご支援をお願い申し上げます。

 新しい年が株主の皆様にとって、素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。